オンラインゲームで有名なアソビモ株式会社の取り組み

オンラインゲームで有名なアソビモ株式会社の取り組み

アソビモ株式会社は、オンラインゲームの自社開発を事業としている会社です。
設立時から「日本でナンバーワンのオンラインゲーム会社になる」というビジョンを掲げており、競争の激しいオンラインゲーム業界で高みを目指しています。
その設立は遡ること2007年。
2007年はiPhoneが発売された年で、その当時はまだまだゲラケーが主流でした。
iPhoneの登場を契機にそこからスマートフォンが急速に普及していくという、まさに時代の過渡期にアソビモ株式会社は誕生したのです。

日本のオンラインゲーム業界の変遷について

技術は日々進化し、次第に携帯電話でできることが増え、画質の良いカメラにテレビゲーム顔負けの美麗グラフィックのゲーム。
このおよそ10年あまりでスマホゲームを取り巻く環境は大きく変わりました。
そんな時代の荒波に揉まれながら、この会社はオンラインゲーム業界を走り続けてきました。
アソビモの現状を知る前に、まずは日本のオンラインゲーム業界の変遷についての説明です。
日本といえば、漫画やアニメ、ゲームを筆頭とするサブカルチャー文化の発展が世界的にも有名。
特にスマートフォンの普及に伴い、今までテレビやパソコンのゲームに触れてこなかったような層もスマートフォン対応のゲームをするようになりました。
そうしてプレイヤー数が増加し、ゲーム業界は盛り上がるようになります。
サブカルチャー文化の強い日本は、当然世界的にもナンバーワンの順位を誇るのです。
しかし、日本が世界のゲーム業界を牽引していたことは、今となっては過去のこと。

世界における日本のゲームの市場規模順位は下降の傾向

近年、世界における日本のゲームの市場規模順位は下降の傾向がみられるのです。
その背景の1つに、海外のゲーム会社が急速に成長してきたことや、それに従って日本のゲームユーザーが海外ゲームに流れている現状があげられます。
日本のゲーム業界が再度ゲーム業界の首位に返り咲くためには、今までのガラケー主体で閉じたマーケットから、現在のスマホ主体の開けたマーケットに柔軟に対応していく必要があるでしょう。
以前と比較してもゲームのクオリティは段違いに高くなっており、それに伴う開発費も増大しています。
また、家庭用ゲーム機からパソコンやスマートフォンなどと、ゲームのプラットホームも時代にそって移り変わっていくものです。
時代の流れに即した世界的な需要に応えられるよう、世界中のあらゆるライバルと肩を並べながら日本のゲーム業界も戦っていく必要があるといえます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

そうした時代の流れを敏感に察知し、アソビモでは次なる戦略に取り組み、さらなる企業の発展を目指しています。
そこで目をつけたのが、あらゆる業界の急速なDX化です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、単なるIT化やデジタル化だけに留まらず、デジタル技術を浸透させ人々の生活をより良いものへと変革することを意味します。
つまり、デジタル技術によってこれまでの価値観や常識をひっくり返すような新しいイノベーションをもたらすということ。
近年の日本のDX化の1つに、企業がデジタル技術やネットワークに強いオンラインゲーム企業などとアライアンスを組むことで新しい産業が生まれているケースがあります。
その変遷は、もちろんアソビモでも同様です。
今までは基本的に独自の歩みで事業を展開してきたアソビモでしたが、他の日本企業と同盟を組むことで新しい可能性にチャレンジするような方向に動き出しています。

ASOBI COIN(アソビコイン)とは

そのような新しい試みの中で生まれたプロジェクトの1つに、「ASOBI COIN(アソビコイン)」があります。
ASOBI COIN(アソビコイン)とは、デジタルコンテンツの保護流通プラットホームプロジェクトのことで、運営会社はもちろんその名の通りアソビモ株式会社。
その大きな目的は、デジタルコンテンツの二次流通です。
書籍やCD、ゲームといった物理的なコンテンツであれば、中古用品店で二次販売されている現状があります。
しかし、デジタルコンテンツではそのような二次販売の場はありません。
最近ではあえて本やCDそのものを購入せず、代わりに電子書籍やデータとして利用する人も増えています。
そのように考えると、確かにデジタルコンテンツの二次販売の需要は高く、時代に即したサービスといえるでしょう。
今までデジタルコンテンツには、あらゆる手段によってコピーが可能であったことや著作権といった権利があるため二次販売が難しいという背景がありました。
そうした背景を受け、ASOBI COIN(アソビコイン)では、ブロックチェーン技術を用いた分散プラットホームを活用することで、独自のマーケット「ASOBI MARKET(アソビマーケット)」にて、遊び終えたゲームなどのデジタルコンテンツの売買を可能としたのです。

まとめ

また、ゲーム内で獲得したアイテムやアカウントの売買、さらにはデジタル書籍や音楽ファイルの売買もできます。
多くの人気ゲームをリリースしてきたアソビモ株式会社。
ブロックチェーン技術を用いた新たなるゲーム市場の拡大で、日本でナンバーワンのオンラインゲーム会社になる日も近いかもしれません。
今後のさらなるアソビモの進化に期待が高まります。

最終更新日 2025年7月7日

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