
遺品整理を業者に依頼するメリットや注意点について
⒈遺品整理について
家族や親族がなくなった場合には、遺品を整理したうえで家や部屋を片付ける作業を行わなければなりません。
これを遺品整理と呼び、一昔前までこの作業は遺族が行うことが一般的でした。
しかし近年では亡くなった人が遠方に住んでいたり、整理をする時間が取れないなど様々な理由から、業者が作業を代行するサービスが増えてきています。
遺品整理は不要なものを捨てるだけだから簡単なのではないかと感じている人も多いかもしれませんが、このような考えであれば多くの人が失敗してしまいます。
自分で作業を始めたけれども、まだ使えそうな日用品や家具をどこまで処分してよいのか、必要な書類と不要な書類をどうやって見極めればよいのかなど、進めていくにあたり様々な壁にぶち当たって、想像以上に時間がかかってしまうことが多く見られます。
少しずつ終わらせようと思っても、せっかくの休日を毎回片づけだけに費やすことで、少しずつ精神的なストレスがたまってしまうことも考えられます。
このような問題から、遺品の整理の仕方や手順に慣れている業者に依頼するケースが増えてきています。
⒉思い出の品や貴重品などを誤って処分しないで済む
そして思い出の品や貴重品などを誤って処分しないで済むことも大きなメリットとなります。
ものが多いからといって一気にすべてを不用品として片づけることもできるかもしれませんが、大切に使ってきた思い出の品や形見とも言えるアクセサリー、遺言書や土地の権利書などの様々な重要書類は捨ててしまえば大変なことになります。
急に亡くなってしまった場合には、生前にどこに大切なものをしまってあるのかを家族に知らせていないケースも多くみられます。
また自分で探そうと思っても、なかなか見つからないケースも多いことでしょう。
経験豊富な業者であれば大切なものがしまってあるパターンについても熟知しています。
本の間にはさんであったり、引き出しの裏にテープで貼り付けられている可能性もあり、このようなものも間違って捨てる前に見つけ出してくれます。
そして大型の家電製品や家具についても丁寧に運んでもらえます。
家具や家電の多くは大きく重く、一人で運ぶことが難しいケースも多いものです。
特に片付けをしているのが女性であればこの点は大きな問題となります。
業者に依頼することで大きな家具や家電製品であってもスムーズに運び出してもらうことができ、大切な遺品の捜索についても素早くおこなってもらえるでしょう。
⒊遠方からでも依頼できる
また遠方からでも依頼できることは大きなメリットとなります。
片付けをしなければならない場所が遠方にある場合には、ある程度のまとまった休みをとって片付けに出向かなければなりません。
決めておいた期日で間に合わなかった場合には、再び計画を練り直さなければならないでしょう。
何日も会社の休みを取ったり、何度も通うことは片付けのためだけでは困難といえます。
このような状況にある人は信頼できる業者に委任状と合わせて片付けたい自宅の鍵を渡すことによって、立ち会いもなく作業をしてもらえるケースも多くあります。
片付けが終わった後の様子などを写真や動画におさめてもらうこともでき、非常に便利なサービスと言えるでしょう。
もしも遺品の整理を業者に依頼するのであれば、できる限りよい業者を選びたいところです。
万が一悪徳業者に依頼してしまった場合には、高額な費用を請求されたり、不用品を不法投棄されたり、様々なトラブルに見舞われる可能性があります。
⒋遺品整理業者を選ぶポイントについて
業者に依頼したいけれども信用できる業者がどこなのか分からずに、依頼をためらっている人も多いことでしょう。
業者を選ぶ際にはいくつかのポイントを押さえることで、信頼できる業者を選び出すことができます。
※アークサービスの遺品整理・生前整理なら安心して依頼できますよ
まず第一に電話対応や説明を確認してみましょう。
これは整理と関係のないことのように感じるかもしれませんが、電話での対応がよくなければ、遺品の扱いも雑である可能性があります。
遺品の整理を依頼する人の多くは、大切な人を失い悲しみにくれています。
このような状況にある人に対して配慮ができない業者は、大切の遺品を丁寧に扱ってくれる可能性が少なくなります。
そして見積書に内訳が明記されているかどうかも確認しましょう。
訪問見積もりをお願いした際に、どのような作業にどれくらいの費用がかかるのかを細かく明記している業者を選ぶことがお勧めです。
中には何となく家全体を見ただけで、高額な費用を請求する業者もいるので注意が必要です。
せっかく遺品の整理を依頼するのであれば、遺品整理士が在籍していることを確認することをお勧めします。
遺品整理に特化した技術や心配りができる証として遺品整理士と呼ばれる資格が存在しています。
この資格を取るには厳しい試験をクリアする必要があり、資格を取得しても基準に反する業務を行えば資格が剥奪されます。
業者を選ぶうえで遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍しているかどうかも一つの目安となります。
最終更新日 2025年7月7日