
【朋和産業まとめ】失敗しないパッケージデザインの考え方
パッケージデザインは商品の顔になるものです。
どれだけ商品そのものの品質が良かったとしても、これがイマイチであれば手に取ってくれる人が少なくなります。
商品の魅力を伝えるためには、好まれるものにする必要があるでしょう。
失敗しないデザインの考え方を知っておくことで、多くの人から注目してもらえる商品が実現できるようにしてください。
【関連トピック】
朋和産業株式会社はプラスチックフィルムなどの包装用資材、販促ツールや各種包装用機械の製造・販売を行っている企業です。
目次
朋和産業さんに学ぶ失敗しないデザインの考え方
商品のコンセプトを明らかにする
まず、商品のコンセプトを明らかにすることから始めます。
いきなりデザインを考えても上手くはいきません。
商品とデザインがチグハグになってしまうのはありがちな失敗であり、コンセプトの再確認が不十分であれば失敗しやすくなります。
今一度どういった商品で何が魅力なのか、消費者にどのようなところをアピールしたいのか見直しておくことが大事です。
ターゲットも決める
コンセプトを明らかにすることができたら、ターゲットも決めておきましょう。
万人受けするものに仕上げたいと思うかもしれませんが、それは難しい話です。
性別や年齢などによって好みは違ってしまうため、全ての人に好まれるものを目指すべきではありません。
最初に見直したコンセプトを参考にターゲットを決めるようにします。
年代と性別は必要最低限の決定事項であり、できれば消費者のライフスタイルや趣味・思考なども考えておきましょう。
パッケージを具体的に考えていく
商品のコンセプトとターゲットが明確になったのであれば、いよいよパッケージを具体的に考えていきます。
最初は商品のイメージを表現できるキャッチコピーやカラーを考えることがおすすめです。
初めから細かく決めようと思わずに、大まかに決めたほうが良いと言えます。
細部まで考え込むのではなく、どのようなキャッチコピーや色であれば商品のイメージが正確に伝わるのか考えると成功しやすいでしょう。
ターゲット像と照らし合わせながら具体的な内容を決める
キャッチコピーやカラーが大まかに決まったのであれば、ターゲット像と照らし合わせながら具体的な内容を決めていきます。
自分へのご褒美に購入する社会人女性をターゲットにしているのであれば華やかで特別感のあるパッケージ、高齢者が自宅用に買うことを想定しているのであれば素朴で落ち着いたパッケージというように、コンセプトとターゲット像の両方に合致する内容にしてください。
誤解を招く表現を用いないようにする
基本的にはこういった流れでパッケージデザインを考えていくことができますが、その際にはいくつかの注意もあります。
パッケージデザインを決めるときには、誤解を招く表現を用いないようにすることが大事です。
インパクトのあるキャッチコピーにするために、業界ナンバーワンという言葉を入れてしまったり、絶対・確実などの強調表現を使ったりすることはNGだと言えます。
受賞歴がある場合などに具体的に書くことは問題ではありませんが、主観的な評価や根拠のない協調は問題です。
トラブルを招く恐れがあるので、キャッチコピーの表現には気をつけておきましょう。
伝わりやすさも重要
伝わりやすさも重要です。
特に子供や高齢者をターゲットとする場合はこれが大切だと言えます。
購入者である親の目を引くパッケージを考えようとするかもしれませんが、子供が商品を選ぶことは少なくありません。
子供は文字が読めないことがあるので文字情報よりもイラストやカラー、キラキラとした装飾などにこだわることが効果的です。
高齢者は若者よりも細かい字が読みづらかったり、色合いによっては目が痛くなったりすることがあります。
大きい文字を採用したり目に優しいカラーと装飾を心がけたりするべきです。
ターゲットによっては伝わりにくいケースがあるので、この点も意識して考えるようにしてください。
価格と釣り合った内容であるかどうか
価格と釣り合った内容であるかどうかも大切です。
高価な商品なのにチープなパッケージになってしまうと、商品の品質が高くても買ってもらえる可能性が低くなります。
反対に安い商品に高級感のあるパッケージを採用しても、狙っているターゲットには注目してもらえない可能性があるでしょう。
バランスが悪ければ選ばれにくくなるので、販売価格を考慮しながらクオリティを調整する必要があります。
陳列予定の売り場を想定する
陳列予定の売り場を想定することも忘れないでください。
多くの商品が並ぶ場所に置かれるのであれば、地味な見た目のパッケージは埋もれてしまいます。
一緒に並べられる可能性が高い製品が上品な印象の場合は、派手すぎるパッケージデザインが悪目立ちすることもあるでしょう。
事前に売り場が分かっていない場合でも、恐らくこうした場所に陳列されるだろうと予想した上で相性の良いデザインを考えるようにすることがおすすめです。
まとめ
何となく考えを膨らませていくようなやり方では、最適なパッケージデザインを考え出すことが難しいと言えます。
何の商品であったとしても、コンセプトやターゲットを意識しながら商品の素晴らしさが伝わるような内容にしていくべきです。
パッケージデザインが上手く考えられない、以前つくったときに上手くいかなかったという場合は、紹介した手順や注意点を参考にしながら考えてみることをおすすめします。
最終更新日 2025年7月7日