
日本の神社本庁とは
「神社本庁の歴史が知りたい」
「神社本庁は何のためにあるの?」
「伊勢神宮と神社本庁ってどういう関係?」
世界では毎日のように戦争や紛争、侵略が相次いでいます。
記憶に新しいのはロシアによるウクライナ侵攻と言えるでしょう。
領土を拡大させたい、隣国を自分の支配下に置きたいという身勝手な一人の人間のために、若い可能性に満ちた人々が命を沢山落としています。
このようなエゴによる戦争や侵略があるほか、宗教に絡んで戦争や紛争が起こっていることも多々あるのです。
世界の多くの戦争が宗教戦争ともいわれ、人々を救うはずのものが人々を殺しあう火種になっているわけです。
特にキリスト教の聖地を争う戦争であったり、ユダヤ教などとの対立は多くの人が知ると事なのです。
それとは相反して、日本は平和で本当に良かったとしみじみ実感している人も少なくありません。
実は日本人の多くは神様を信じている
日本はみなが無宗教で、対立のしようがないと安心しきっている人が多いのです。
確かに時間が来れば礼拝やお祈りをする必要もなく、戒律に従って食事や生活をしたり、断食を強いられることもありません。
仮に何を信教としても許される、宗教に寛容な国ともいえるわけなんです。
ほとんどの人が自分は無宗教と自覚しており、それによって平和が保たれていると思っていますが、実は日本人は無宗教ではありません。
実は日本人の多くは神様を信じており、神様に対して神事や礼拝を自然と行っているわけなのです。
日本人とはお正月に必ずと言っていいほど家の近くの神社にお参りに行きます。
これは立派な宗教行事であり、神事であるのは言うまでもありません。
神社の神様に向かい、前年のお礼と感謝を祈りに初詣に訪れます。
こればかりか、子供を授かりたいときには子宝の神社へ、子供が生まれたらお宮参りに七五三といった行事も執り行います。
交通祈願の神様にお払いに行ったり、厄年になれば厄除けの神様に厄払いをしてもらうのです。
これほどまでに生活に神社が密着していながら、日本人は無宗教と自覚しているのが驚かされる事実です。
結婚式も神社で行おうとするカップルが少なくない
最近ではレトロ婚ブームで結婚式も神社で行おうとするカップルが少なくありません。
そこでは天照大神に向かい、愛を誓いあいます。
祝詞奏上や三々九度、参進の儀などまさに新党の宗教儀式が行われるわけなのです。
さらには町のいたるところに神社仏閣があり、氏神様と崇め奉り、親しんでいる日本人も多いです。
その神社の数はコンビニエンスストアや歯科クリニックの数をはるかに上回るとも言われるのです。
我々の生活に神社はかかせないスポットであり、自然とこうした神事や宗教行事を我々は行っています。
神社に行けば自然と手を合わせ神事を行っている日本人ですが、その願いがどこに届いているのか知らない人が非常に多いのです。
この町のいたるところにある神社の神社本庁は、三重県の伊勢市に通じています。
そこには伊勢神宮という大きな神社があり、近くの神社で参拝した思いはすべて伊勢神宮に通じていると言われるのです。
伊勢神宮と神社本庁
妻医日本全国の神社の総本山が伊勢神宮であり、神社本庁を担っています。
人々は伊勢神宮を崇拝しそこにおられる天照大神に向かって礼拝していることにもなるのです。
神社本庁の伊勢神宮とは一体どういうものなのか、それをはっきりと述べられる人は少ないです。
それは日本の創成期にまでさかのぼります。
これを知る手掛かりは古事記といった書物であり、そこには天照大神のことがはっきりと記述されているのです。
人間は天照大神を黙視することができません。
そこで現人神という方法で、この世に天照大神が登場していた時代があります。
天照大神とは、実は天皇陛下を指すのです。
GHQによってその血統を続け守り抜くことが許された
日本が第二次世界大戦で惨敗するまでは、子の現人神も気軽に目視することは許されず、平身低頭で敬意をもって崇め奉りました。
しかし敗戦後、皇室の存続が危ぶまれましたがGHQによってその血統を続け守り抜くことが許されたのです。
なぜ皇室制度が守られたのか、それは天皇を崇拝する日本国民が多く、日本復興のためには天皇という象徴の天皇という存在が不可避でした。
そこから日本人にとって天皇とは現人神ではなく、象徴天皇となったわけなんです。
天皇は日本人の一致団結のシンボルでもあり、心に寄り添う存在になっていきました。
戦争で惨敗した後も天皇制が維持され日本人に慕われるのは、人々の平和や安寧を天皇自ら毎日祈願してくれているためなのです。
天皇の仕事と言えば毎日国民の幸せや健康、安全や心の平穏を祈る神事と言われています。
時には地方をめぐり、国民と直接触れ合い心に寄り添う活動もなされているわけです。
しかしながら最近ではこの天皇制の維持が危ぶまれる事態が発生しています。
まとめ
それは男系男子しか天皇を引きつくことができないとする皇室典範が存在しているのです。
今の天皇のお子様は愛子様の姫君であり、皇室典範にのっとって天皇を引き継ぐことが難しくなっています。
何千年と脈々と引き継がれてきた皇室制度が危機に瀕しており、今後天皇を誰が務めるかに注目が集まっているのです。
最終更新日 2025年7月7日