
日本コーンスターチのこれまでとこれから
日本コーンスターチは東京の港区にある株式会社で、1867年に創業して1962年に設立された同社はコーンスターチつまり、とうもろこし由来の澱粉を扱っている企業です。
従業員数は300名以上で売上高は500億円、拠点は東京の本社の他に茨城県に工場、愛知県や大阪に事業所を展開しています。
現在の主な事業はコーンスターチ全般を始めとして、糖化製品や化工澱粉にコーンサラダオイル、そして副産物とその他関連製品の製造や販売です。
目次
日本コーンスターチ株式会社の沿革
小麦澱粉類の製造に始まった同社は、創業者の2代目、3代目が事業を継ぎ、1948年の倉地澱粉化学工業合資会社の設立に至ります。
その後、現在も拠点の1つとして存在する東京営業所が1952年に開設され、人造米の大量生産方式の確立や名古屋営業所の開設、独自の技術によるコーンスターチ製造と順調に進みました。
日本コーンスターチは大阪営業所と共に誕生して、倉地澱粉化学工業合資会社との合併の後に現在の組織になっています。
1967年には創立100周年を迎え、2017年に150周年を迎えて今に至ります。
近年は海外の大学との研究開発や、インターンシップ生の受け入れに海外展示会の出展など、日本国外にも目を向けて積極的に取り組みを行っています。
また日本コーンスターチはモンドセレクションの常連で、2006年に糖化製品が3年連続金賞、イエローコーンスターチもも2009年に3年連続金賞で国際最高品質賞を受賞しました。
糖化製品は2013年に10年連続、2018年に15年連続、2020年と2021年にも金賞受賞で記録を更新中です。
他にもなんデキストリンがモンドセレクションが2020年に4年連続最高金賞、NON-GMOコーンスターチ製品が2022年に16年連続金賞受賞を果たしました。
独自の研究開発を惜しまずに続けてきた歴史がある
このように日本国内に限らず、海外にも名前を知られるまでになったのは、独自の研究開発を惜しまずに続けてきた歴史に他ならないです。
澱粉製造一筋で150年を迎えているわけですから、国内だけでなく海外で一目置かれるのも納得です。
創業時は小麦澱粉と麩を製造していましたが、独自のコーンスターチ製造技術の開発成功で弾みがつき、一躍業界をリードする企業へと成長しました。
安定供給体制の確立にも早くから着手しており、常に1歩先を見つめて取り組みを行い、製品の提供をしてきたことが現在に至っているわけです。
日本コーンスターチの代表は創業200年を目指し、これまでの積み重ねとこれからの未来を見据えて、未来に繋がる積極的な姿勢を見せています。
澱粉の可能性を知っている専門的な企業ですから、澱粉を使った様々な製品のニーズに安定的に応えるべく、グループの関連企業と共に日夜製造開発に取り組み続けます。
コンビナートのインフラの防犯や防災、大型穀物サイロによる原料供給、コーンオイルの製造と原材料のとうもろこしの調達に特化している企業がグループとなっています。
ダイエットのニーズに応えて食物繊維配合のチュアブルタイプサプリなどを打ち出す
日本コーンスターチはダイエットのニーズに応えて食物繊維配合のチュアブルタイプサプリ、ハラール認証やコーシャ認証取得の打ち粉などを打ち出し注目を集めます。
これも澱粉の可能性を活かした製品展開の一種で、安全や安心といった食の基本を守りながら、幅広いニーズに応えています。
ハラールやコーシャは日本でも知られるようになりましたが、創業150年以上の老舗が時代の変化に対応する製品の提供に力を入れているのは感慨深いことです。
それからネットの販路を活用していることも見逃せないポイントですし、他社にはない独自の付加価値で商品価値を高めていることも魅力です。
老舗というだけでも付加価値になりますが、創業の年数にあぐらをかくことなく、地道な研究開発と製造品質の追求で更なる高みを目指しています。
工場は厳格な衛生管理基準のHACCP認定
工場は厳格な衛生管理基準のHACCP認定ですし、1800以上の製品を開発してきた実績とノウハウに基づく開発力を有していますから、新しさを感じさせる製品が高品質に提供されます。
例えば打ち粉は麺類や餃子の皮にも使える使い勝手の良さと、ダマになりにくく冷蔵保存にも適している点が付加価値となっています。
麺に対して均一に付着したり、お湯が濁りにくく着色が少ないことから、茹で汁が繰り返し使えて経済的なのもポイントです。
使用量の削減とそれによるコストの削減、茹で湯を交換する回数の減少による労力の減少、更には光熱費の大幅なカットと圧倒的なメリットが満載です。
製品1つでこれだけのメリットを実現しているわけですから、日本コーンスターチがどれだけ飲食店に貢献することになるのかも計り知れないです。
やはり改めて澱粉に精通している特化型の企業ということが分かりますし、研究や製品開発をやめないからこそ、画期的な商品を生み出すことが可能なのだと理解できます。
まとめ
ピークを迎えて縮小していく老舗ではなく、未来に向かって飛躍する企業ですから、今後もどのような驚きをもたらすのか目が離せないです。
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澱粉に関してよくある質問
Q:澱粉は体にとってどのような役割を持っていますか?
A:澱粉は主に炭水化物として体内に吸収され、エネルギー源となります。
また、腸内環境を整える役割もあり、便秘や腸内フローラのバランスを整えるために必要です。
Q:澱粉を摂りすぎるとどのような影響がありますか?
A:澱粉を摂りすぎると、体重増加や血糖値の上昇、インスリン抵抗性の増加などの影響があります。
また、過剰な摂取は腸内環境を乱し、便秘や腸内炎などの問題を引き起こす可能性もあります。
Q:低糖質ダイエットをするためには澱粉の摂取をどの程度に減らすべきですか?
A:低糖質ダイエットをするためには、毎日の総エネルギー摂取のうち、炭水化物の摂取量を50~60%程度に減らすことが望ましいとされています。
ただし、個人差があるため、専門家に相談し、適切な摂取量を決めることが重要です。
最終更新日 2025年7月7日